2009年8月11日火曜日

大学進学率5割突破



2009年8月7日 読売新聞より引用


http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20090807-OYT8T00293.htm






















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今春の大学への進学率が現役・浪人合わせて初めて5割を突破したことが6日、文部科学省の学校基本調査(速報)でわかった。


 短大を含めた進学率も56・2%と過去最高を更新。志願者に対する入学者の割合は92・7%に達したが、「大学全入」時代には至らなかった。


(略)






















                    • 引用終わり-------------------------------------------











神前コメント


日本には約700の大学が存在するという。私は個人的な趣味で大学巡りを最近しているが、日本の大学のあまりの多さに驚いている。


そう、大学の数が多すぎるのだ。


進学率が50%を超えたということは、言い方をかえれば、「金を払えば、どんなバカでも入学できる大学」が存在するということでもある。


世の中には、「BE動詞」と「一般動詞」の違いすら分からない大学生が存在するのだ。もっと酷い場合だと、「九九」が理解できない大学もいるという。大学に入る前に、進研ゼミでも始めてみたら?とアドバイスしたくなるありさまだ。


大卒の価値は過去に比べて大暴落したと言えるだろう。それ以前に、過去に比べて「学歴」の価値そのものが低下してきていると私は思うが。


以前ブログにも書いたが、少子化のご時世において、なぜ新設の大学や学部を増やすのか意味がわからない。


事実、最近になって経営破綻に陥る大学がちらほらとでてきている。


少子化による受験生減少の影響は、地方大学を筆頭に加速度的に問題化してくることは目に見えている。


今後10年で、「勝ち組大学」と「負け組大学」がはっきりと分かれることだろう。


主要大学の学部増設も大きな問題である。例えば、MARCH(明治・中央・立教・中央・法政)は最近になって多くの学部・学科を新設した。


学部・学科を新設するということは、それだけその大学に入学できる枠が増えるということである。


これが何を意味するかというと、受験生の絶対数は限られているわけだから、首都圏の大学に受験生が殺到することにより、結果的に地方の大学が割を食うことになるわけである。


所詮、地方の大学は、地元の人間しか入学しない。というか存在自体地元民しか知らない。


もっと分かりやすく言えば、MARCH・関関同立以上の大学とそれ未満の大学とで大きな格差が今後開いていくのではないかと予想している。


これらの大学は腐っても「ブランド力」がある。ブランド力があるため、余程の失態をしでかさない限り安泰と言えるだろう。


私立大学でなく、地方の国公立大学もかなり厳しい状況になるのではないかと予想している。


特に国公立大学の場合、外部へのアピールが非常に不得意である。つい最近、武道館で開催された大学フェアと呼ばれるイベントにいったのだが、国公立大学の展示ブースのあまりの地味さが気になった。


例えば大学のパンフレット一つをとっても、非常に「地味」なのである。


味気ない表紙、写真の少ない内容、薄っぺらいボリューム・・・・。


ここは一発、東洋大学のムーミンくらいのインパクトは欲しいものだ。


私立大学は派手な学生が多く、国公立大学は地味な学生が多い。まさにステレオタイプともとれる印象をパンフレットそのものにも垣間見れた気がした。


まあ、独立行政法人化後、あの東京大学が入学案内のパンフレットを作ったこと自体革命的な出来事なのかもしれないけどね。


東大は本気にならなくても、未来永劫日本NO.1であり続けることは自明ですし。


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