2009年6月9日火曜日

学歴ロンダリングで「学歴コンプレックス」は消えるのか?



今回は、学歴ロンダリングではたして「学歴コンプレックス」は解消できるかについて論じたいと思います。


私が管理している「他大学院進学コンサルタント」コミュニティを通じて、数人にヒアリング調査を実施したところ、学歴ロンダリング実践すると、学歴コンプレックスが解消できたという前向きな回答が多く得られました。





拙著「学歴ロンダリング」にも書きましたが、私も学歴ロンダリングをしたことによって、完全に学歴コンプレックスを解消することに成功しました。





正直、筑波大学のような中途半端な大学に凄くコンプレックスを感じていました。





「学歴コンプレックス」はある種の精神病だと思います。人間はなんでもかんでも他人と比較するのが大好きですからね。





昔は、よく2ちゃんねる「学歴板」とかを暇つぶしに見ていたのですが、最近はまったくといっていいほど見なくなりました。あんなの時間の無駄ですしね。





あの板が常に盛り上がっているのは、なんだかんだいって多くの方々が「学歴コンプレックス」を抱いている証拠に他ならないのではないでしょうか。





2ちゃんねるの書き込みってのは、結局は人間の本心なんですよ。心の中で、人は他人と比較して自分の位置がどこにあるかを査定しているのです。


まさに「学歴」なんてその最たるものでしょう。だって、言うまでもなく、高学歴であればあるほど、人生の幸福度は比例しますし。もっと端的に言えば、「金」ですね。


学歴があれば、その高度な頭脳を駆使した、ホワイトカラーにつける可能性が高いわけです。それだけではありません、人脈・教養の幅・金の使い方など高学歴であることによって副次的なものがたくさん得られという大きなメリットもあります。





特に”男性”にとって、学歴というものは非常に大きな価値を有しているようで、”男で低学歴”というレッテルを張られることは非常に屈辱的かつ恥ずかしいことのようです。





確かに、学歴(大学受験)というものは、数ある競争のなかでも、かなり公平性かつ努力が最も反映されやすいものの一つと言えるのでコンプレックスを持つのことは十分理解できます。





ゆえに、自分が満足できる大学に入れなかった場合、上位の大学に対して強いコンプレックスや劣等感を抱くことになるわけです。





例えば、早稲田に進学できなかった明治の学生など。早稲田と明治では、世間が思っている以上に、壮絶な壁がありますしね。





男性の場合は、相対的に女性よりも”競争社会”の中で生きているわけですから、”勉強ができる”という客観的証明である「高学歴」を保持しているか否かは重要なステータスとなるのでしょう。





スポーツとかは身体的特徴だとかいくらでも言い訳つくれますし、コンプレックスを持つ人は少ないと言えるでしょう。





雑誌「プレジデント」が毎年発行している特集記事「学歴と年収格差」では、冒頭の覆面人事担当者座談会において「はっきりって、大東亜帝国レベルの学生はいらない」と述べていました。





ここまではっきりと書かれてしまうと、「学歴」の重要性を再認識せざるおえません。





事実、学歴がなければ新卒採用の時点でスタートラインに立てないことは言うまでもありません。(学歴があるからといって、容易に就職できるわけではありませんが・・・・)





学歴は一生消す(削除)ことはできませんが、”追加”することはできます。この”追加”つまり、学歴ロンダリングが、学歴コンプレックス解消に役に立つのです。





東大の大学院は、学部入試と比較すれば明らかに簡単なわけですから、学歴コンプレックスを解消したいのであれば、理系の学生を中心に学歴ロンダリングすべきでしょう。





就職目的の学歴ロンダリングもアリだと私は思います。研究することだけが大学院じゃないですし。それに、あからさまに民間企業への就職を斡旋しているかのような社会人大学院や専門職大学院などもありますし。





拙著ではこのことをかなり強く主張したため、一部の読者から辛辣なレビューをもらったり、最低の糞本などど酷評されました。





唯一マスコミの中で、私達の主張を理解してくれたのは、朝日新聞社のAERAさんでした。「大学の実力」というコーナーで4ページに渡って特集を組んでくれました。





素直になればいいのです。学歴コンプレックスがあるから、上位の大学院に進学したい、ゴミみたいな人生を送りたくないから、一流企業に入るために、上位の大学院に進学したいと。





高校受験に失敗したから、レベルの高い大学に入る、ゴミ・ブラック糞企業にしか入れなかったから、中途で一流企業に入る。目的意識としてはこれらとまったく同じであり、なんら問題ないことだと思いませんか?





私は、学歴コンプレックス解消のために東大の大学院に進学することはぜんぜん恥ずべきことではないと思いますし、どんどん学歴ロンダリングすべきだと思います。





入学を許可するのは東大ですし。受かってしまえば、こっちのものです。なぜ学歴ロンダリングが叩かれるのか、私の本が酷評する一部の方がいるのかまったく理解できません。


受かってしまえば、「修士論文を書いて修了する」という作業さえきちんと怠らないのであれば、あとはどんな目的意識を持って入学しようが問題ないのではないでしょうか?





幸いにして、多くの読者の方から、mixiを通じて感謝のメールがたくさんよせられています。


出版の効果?AERAの効果なのかは分かりませんが、他大学院進学コンサルタントコミュニティ会員数も、出版後約500人増えました。





学歴ロンダリングの関心の高さがうかがえますね。





目の前に転がっているチャンスを逃すことほど愚かなことはありません。





素直に生きることが重要です。自分で可能性を狭めてはいけません。あたたには可能性があるのですから。


東大の大学院に進学してから、劇的に人生が変わった私なりの思いを書かせてもらいました。


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