2019年1月23日水曜日

学歴ロンダリングと就職活動 



就職のためにわざわざ東京大学大学院へ学歴ロンダリングする学生さんがいます。


その是非はともかくとして、自分の人生を変えるために格上の大学院を目指すことは素晴らしいことではないでしょうか。恥ずかしながら私もその一人でした。


はたして、東京大学大学院への学歴ロンダリングは就職に有利に働くのでしょうか?


答えは、断然に有利に働きます。まさに圧倒的と言えます。


なぜ、東京大学大学院へ学歴ロンダリングをすると就職に有利なのでしょうか?


以下、箇条書きではありますが理由を説明しましょう。


*文系の学歴ロンダリングについては日を改めて説明しましょう。


■東京大学大学院という日本で一番有名な学歴を有しているから■


企業が人材を採用する際は、大抵の企業において大学ごとに枠を設けています。つまり、早稲田枠・東大枠のように大方枠が決まっているのです。では、枠がない大学はどうなるのでしょうか?


答えは簡単です。尋常じゃない程の光る才能や能力がなければ枠の中に入れないということです。東大院卒であれば当たり前ですが、東大枠としてきちんと採用されます。まさに、東大ブランドのおかげで学部時代には絶対に入社できないような会社に入社できることが可能になります。


それだけでなく、「学歴フィルター」と呼ばれる学歴差別の被害を受けることもなくなります。一昔前に、2ちゃんねる就職板で大和総研の学歴フィルター問題が明るみになる大問題になったようですね。(知らない方はWikipedia参照)。無論、学歴フィルターに関して、東大は心配ご無用です。








■東京大学大学院の学生というブランドが精神を安定させる■


そういえば、共著者の新開が拙著「学歴ロンダリング」に書いていましたが、「東京大学大学院」の学生であるという事実が本人の学歴コンプレックスを軽減させ、良い意味で自尊心を高めてくれるそうです。ようは、自分に自信がもてるようになることによって、就職活動において精神的に優位になれるということです。





■企業説明会にわざわざ出かける必要がない■


よく東京ビックサイトなどで就職合同説明会などが開催されているかと思いますが、東京大学の学生さんはそのようなイベントに出かける必要は特にありません。なぜならば、学内で一流・大手企業の説明会が毎日開催されているからです。合同説明会も本郷近辺で定期的に開催されています。


そしてこれは、東京大学の学生さんであれば知っていることだとは思いますが、東京学生進路資料室(リンク参照)では、東京大学・一橋大学・東京工業大学の学生限定で進路サポートを無料で行ってくれます。もちろん、他大学からきた学生さんも利用OKです。毎日のように、超一流企業の説明会が開催されています。東京大学に進学すれば、就職活動自体が非常に楽になるのです。


http://student.fit-business.co.jp/





もう一つ忘れてならないのが、東大OBによるリクルータ採用です。私が就職活動をした時は、NTTグループ・JR東海・大手金融・大手電機など多くのリクルータと接触しました。ふつーに、学歴ロンダリングした学生さんでも東大枠として採用されていましたらかね。以前もどこかの日記に書きましたが、採用の段階でいちいち学部は違うからこいつは東大枠じゃないといった露骨な学歴差別は行われません(もちろん、企業によりけりですが・・・。)


特に、マスコミ・外資・商社を目指す方は東京大学大学院への学歴ロンダリングを考えておいて損はないでしょう。これについても、また違う機会に詳しく述べたいと思います。











■キャンパスが山手線の中にある■


就職活動は都内にある大学のほうが断然有利です。精神的にも体力的にも時間的にも経済的にも。まさに本郷キャンパスは素晴らしい立地であると言えるでしょう。


逆に、東大以外の旧帝国大は地の利という意味ではかなり不利と言えるでしょう。いくら地方で面接を行ってくれるとは言え、最終面接はなんだかんだいって東京都内がメインですしね。山手線圏内の大学生はかなり就職で有利だと思います。これって実際就職活動してみないと分からないんですよね。都内の大学生だったら、学生定期をもっているので移動のさいお金があまりかかりませんし。








■入社後も東大枠として採用されたことの恩恵を受ける■


東大院卒として大企業に採用されると、東大閥の組織の一員になります。学閥なんて存在しないとよく言われていますが、大学同窓会ちっくなものは確実に存在します。企業に入社すると、同じ大学OB同志の飲み会などに誘われることがよくあります。これって、、、、ふつーにどこからどうみても学閥なんじゃないかと。そして極めつけは、リクルータ組織です。リクルータ組織は基本的に大学ごとに採用チームをつくります。つまり、東大採用のリクルータ、早稲田採用のリクルータ、当たり前ですがリクルータは各大学のOB・OGが担当します。これって、、、、、、ふつーにどこからどうみても学閥なんじゃないかと?


ようは「学閥」と称しているものはないけれど、「大学OB会」のようなものはありますよってことです。結局、東大とか早稲田のような著名大学を卒業したほうが断然得なんですよね。少なくとも、民間企業に就職するという意味においては・・・・。


学閥と言えば、慶應義塾大学の三田会が有名ですね。やつらの特徴は「ほんと群れる」そして素晴らしいまでの「愛校心」と尋常じゃないくらいのプライドの高さ。まあ、サラリーマンとしての気質はあると思う。ゆえに大手企業からの評価が高いのではないだろうか。


で東大は?この大学はほんとおもしろいことに群れない。飲み会を開催しても


参加率がすごく悪い。周りと協調してなにかをやっていくとうよりは、自力で


なんでも一人でやりぬいていくタイプが多いように思う。


各大学によって個性がほんとバラバラなんですよね。


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1 件のコメント:

  1. こんばんは。著書の方、興味深く読ませて頂きました。
    その上で質問なんですが、著者のお三方がどの研究科に入学したのかは公開しないのでしょうか。
    就職力などの恩恵について各人が語っている点は非常に参考になるのですが、それがどの学科だったのかが分からないと、実のところほとんど参考になりません。
    工学科なのか、新領域なのか、学際情報学府なのか……。
    仮に全員が工学科だったのだとしたら、当方の志望学科も工学科に傾くでしょう。
    また、他の学科の方が居たのなら、その学科も狙ってみようという方針に変わります。
    せっかくの実用性が高い良書なのに、肝心の部分に触れていないな、と思ったのでコメントさせて頂きました。
    主観的情報に価値を置いた本なのだから、その人物がどういう研究科の人物なのかが分からなければ、情報の質が一段階下がるということです。
    お忙しいかとは思いますが、どのような方法でも構わないので、よろしければお教え頂きたいと思います。
    宜しくお願いします。

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